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久しぶりの読書感想文です   

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「物語で読み解くデリバティブ入門」読了。

興味を引いた内容としては、昔、アメリカで「テロ先物」市場創設という構想があったんだそうです。
2002年7月、米国防副長官は「テロ先物市場」創設を断念するコメントを発表しました。
どんな先物取引をしようとしていたかというと、例えば、「1年以内に9・11のような同時多発テロが起きた場合、1ドルもらえる権利」を売買するとします。
昨日の終値が40セントで、今日の寄り付きが50セントだった場合、10%テロの危険が増えたことを意味します。

テロリストたちは、テロ実行によって政治的なインパクトを与えるとともに、この先物を買って大儲けできるというまさに一石で二鳥を得られることなります。
テロ情報に直接アクセスできる人間や、精度の高い情報を得た者ほど確実に儲けられるのだから、そういう情報を持った者は大量の先物買いを行うに違いありません。
この結果、テロ先物価格は暴騰します。
するとCIAや国防総省はテロの危険が迫ったことを知ることができる・・・ということのようです。
テロ先物価格がテロ発生の危険度を知る指標となる訳です。
今なら、ビンラディン先物や北朝鮮核実験先物、などが考えられますね。

この先物取引は、テロリストに利益をもたらす可能性が高いということで創設を断念したようですが、アメリカの大胆不敵な発想って凄いですね・・・。

先物には将来を予想する機能がある・・・というお話でした。
大阪堂島の米先物取引の歴史など、他の部分も面白く読めた本でした。

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by mp33usa | 2007-05-03 10:47 | 書評

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